うまの横顔

都会で刺激的な生活を送る僕と、田舎で何の変哲もない生活を送る猫。

最近のできごと短編集★

春休みの生活リズム

 最近、睡眠時間がおかしい。深夜2時頃に就寝し、朝10時頃に起床。12時に就寝していた頃に比べると、かなり生活リズムが狂っている。春休みで、朝から用事が無いからこの起床時間で大丈夫な訳で、大学が始まったらリズムを直すのに苦労するだろうな、と思う。毎年のことだけども。

美容院の待ち時間で

 昨日、美容院に行った。小田急線の某駅の目の前にある行きつけの美容院である。平日行っても大体混んでいるから、今日(月曜)に行っても混んでるんだろうなーと思いながら行ったら、やっぱり混んでいた。1時間15分待ちであった。家までチャリで15分ほどの距離だが、その間に家に帰るのも面倒だったので、美容院の近くの本屋で時間の潰すことにした。その本屋は店内に椅子があって、立ち読みならぬ「座り読み」ができるから、いくらでも時間を潰すことができるのだ。今回は1時間で、読み途中であった『今から仕事辞めてくる』を読み終えた。

生活の一部をなすブックオフ

 100円で読みたい本が買えるブックオフ。2年前に東京に来てから、ほぼ毎週のように通っている。家の近くにあることに加えて、読書にはまるようになったこと、またそのブックオフが22時までやっていることが、こうした毎週にも及ぶブックオフ通いを可能にしているのだ。春休みになってからは、最近は週3くらいで通っている。とりあえず自分でツッコミを入れておく。「行きすぎだろ。暇かっ」。

 しかしもうブックオフとは離れられない。生活の一部なのだから。これからも「最高の暇つぶし」として、僕の生活において絶対に欠かせぬものになっていくことだろう。

漱石の「こころ」のすゝめ

夏目漱石の「こころ」を読んだ。久しぶりに胸を打たれた。


 皆が知っている夏目漱石の、また皆が知っている代表作「こころ」。どんな物語か、暗い話か、明るい話か、どういった結末か、恐らくは結構なひとが知っているかもしれない。たとえ内容を知らなくても、少なからず「こころ」というタイトルくらいは聞いたことがあるだろう。中学校の国語の教科書に載っているから、そこでしったという人が大半なのではないだろうか。誰もが一度は触れたことがある作品であるはずだ。「知らきゃ恥だよ」と言ってもまったく大げさにはならぬほど、国民的な本だと言える。

 しかし、この本を皆が皆読んだことがあるというわけではない。ほとんどの人が触れたことがあるとは言っても、それは中学校の国語の教科書に載っていたからであり、しかも教科書に載っている「こころ」は、1章と2章が省かれて、最終章である3章「先生と遺書」だけであった。だから、「昔学校で習った」という人のほとんどは、はじめからさいごまで全て読んだというわけではない。当時読んだときには、載っている内容がすべてであると思っていたかもしれないが、先述したとおり、載っていたのは計3章のうちの最後の1章だけであった。3章の「先生と遺書」だけでも物語としては完結しているから、勘違いされやすいと言えばそうかもしれないが、とにかく、ひとはすべてを読んで初めて、「読んだ!」と言うものだ。だから学校で読んで学んで、のちに自主的に本を買ってすべてを読んだという意識の高いひとや、読書好きでのちに読んだという僕みたいなひと以外は、本当の「こころ」を知らないわけだ。

 絶対に読んだ方がいい、と僕は断言する。国民的な本だからという理由もあるが、それよりももっと大切な「なにか」が得られるはずだから。わからないけれど、本当に深いんですわ、この本。「K」とか「私はその人を先生と呼んでいた」とか、懐かしいフレーズや単語が出てくるから、其れに合わせてきっと思い出す、若かりし頃のあなたの「こころ」を。学生時代を懐かしみつつ、年を重ねて涙もろくなったあなたに、ぜひ、「こころ」を読んでもらいたい。(失敬)

「ソクラテスの弁明」を真剣に読む20歳。

僕は今、「ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン」を読んでいる。とうとう、そういう道に進んでしまったか、がっくり肩を落とさないでもらいたい。別に、この年齢(20歳)で哲学とかに凝りだしたわけでは決してない。こんな小難しい哲学系の本を、いま読んでいるのには、ちょっとしたある訳がある。訳と言うか、動機がある。その動機とかいうものは、まあ簡単に言えば、ネットで僕の尊敬する武井壮の人生を変えた一冊としてこの本を紹介していたからだ。またその紹介を受けて、僕が尊敬する彼に根付く思想の一片を、僕も齧ってみたいと思ったからだ。


ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン」。文学界や哲学界?では知らない人がいないほどに知られた一冊である。これは最近知ったことだが、僕の大学の第一学年の頃受けた講義・「文学」でも、この「ソクラテスの弁明」をやったらしい。(授業を聞いていない僕であるので、知らなかった)「それほどまでに有名な著書を知らなかったって、どんだけお前は教養がないねん!」と自分にツッコミを入れて、まあ話を進めさせてもらう。


とにかく僕はブックオフに走り、この本を見つけるとすぐさま家に持ち帰った。そしてさっそく読み始めた。「鉄は熱いうちに打て」。勢いに任せてよみすすめてみるのだったが、しかし、数ページを読んでみて、さっそく僕の手は止まるのだった。予想していたよりも、かなり難しい内容だったのだ。(武井壮が中学生の頃に先生に進められた本と言っていたのため、舐めてかかっていた)。


残念ながら、当初の熱は冷めつつあるが、僕は途中でやめることはしない。最後まで読んで見せる。そして、「よっしゃーよんだぜ!」とこのブログで報告してやる!ソクラテスについて、長々と書いてやる!