うまの横顔

都会で刺激的な生活を送る僕と、田舎で何の変哲もない生活を送る猫。

どこまでいっても猫なのだ。つらい現実。

人間のように「理性」の働かない生き物は怖い。

もちろん、我が家のねこ「すず」もその例外ではない。


この写真は今年1月に静岡の実家で撮影されたものである。


幸か不幸か(たぶん、幸)、僕はこの場に立ち会っていない。


のちに母から「緊急連絡」という件名で写真付きのメールが

送られてきて僕はこの「衝撃のニュース」を知ることになった。


その写真とはつまり、これである。


これをはじめて目にした僕。まあ、驚いたこと。

そして豪快に笑ったこと(は秘密)。


どれだけの大騒ぎがあったかはその場に居合わせていなく

とも容易に想像できるが、まあ、凄いことになったようで。


悲鳴。悲鳴。怒り声。怒り声。


母によれば、犯行時刻は夜7時過ぎ。それは突然のできごと

だった、と。


すずがいつものように外から帰ってきたと思ったら、その口にはネズミ。

(悲鳴)そして唸り声をあげながら床に置いたネズミをぺろぺろ。

挙句の果てには、そのネズミを家の中に置き去りにしたという。

ネズミ処理、床やカーペットの殺菌、とても大変だったという。


ははっ(こら!しー)



猫はやっぱり猫である。可愛い可愛い「すず」であっても。


と、我が家族内で人間(もしくはそれ以上)の扱いを受けていた

「すず」を思いながら、やっぱりどこまでいっても猫なのだ、という

その悲しすぎる現実に涙を流しながら歯ぎしりする母であった。




件名:緊急ニュース

添付画像:



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