うまの横顔

都会で刺激的な生活を送る僕と、田舎で何の変哲もない生活を送る猫。

ジムでバイトをする僕が言う「筋トレをする人は、仕事ができる人である」

フィットネスジムのアルバイトをはじめて5か月になる。週2日しかシフトを入れていないことに加えて、いかに楽をして手を抜くかに全力を注ぐバイトライフなので、なかなか仕事を覚えない。ジムのバイトは覚えることが少なく楽だと、なんとなくそんなふうに思っていたけれど、いざ働いてみると意外に結構大変なのである。受付業務に加え、入会・退会手続きをしたり、会員の口座の情報をパソコンで入力したり、施設内の監視カメラの映像をいじくりまわしたりと、業務が山のようにある。あと施設内の掃除や、お客様対応なども、もちろん業務に含まれる。普段も実に忙しく、ゆっくりと大きく息を吐く時間すらままならないから参ってしまう。時給に見合っていないという実態に文句を垂れたことも何度あったことか。


ただ、そんなジムのバイトにも、いくつか楽しみもある。それは、お客さんの個人情報が分かることである(個人情報を知っても決してメリットはないし、もちろん悪用することもないが)。ジムの会員になっている人にどんな人がいるのか、どんな職業をしている人なのか、など結構興味深い情報を知ることができることだ。入会手続きの際に、「お勤め先」を記入してもらう必要があり、そこで知ることができるわけだ。

何百人と、ジム会員さんのお勤め先を見てきて、一つ分かったことがある。それは、有名企業に勤める会社員だったり、国家公務員の官僚さんだったり、大手銀行マンだったり、芸能人だったりと、つまり、あらゆる業界のエリートが多いのだ。まあそうだろうな、とも思うし、おおそうなのか!とも思う。実に興味深い事実である。


読んだことはないが、「なぜ筋トレをする人は仕事ができるのか」のようなタイトルの新書を目にしたことがある。筋トレをすることと、仕事ができることが、因果関係にあるのか、それは僕にはわからないが、ジムに通っている人に、高所得者(仕事ができるということだろうか)が多いのは明白な事実なのだ。ただ、僕の働いているジムが東京の高級住宅街にあることが問題なのである(笑)。僕の測った統計データが、果たしてどれほどのバイアスがかかっているのか、まず考えるべきところはそこである(笑)。





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